この世界には数えきれない程の書籍が存在しています。
質の高い素晴らしい本もあれば、あまり中身のないものもあるでしょう。
この記事では、当ブログ管理人オススメの書籍を紹介していきます。
自己投資におすすめの本
本には様々なジャンルがありますが、ここでは自己投資に最適な書籍を紹介していきます。
具体的なジャンルとしては学術的な分野と自己啓発的な分野の名著についてです。
ただ、これらの本は原著が大変難解な場合が多々あるので、ここでは読みやすいものを紹介していきます。
世界の経済学 50の名著 「5分でわかる50の名著シリーズ」
「世界の経済学 50の名著」は経済学に関する名著50冊の要点を1冊にまとめた書籍です。
700ページほどある大著ですが、アダム・スミスからトマ・ピケティまであらゆる人物の名著が網羅されており、大変参考になります。
特に経済学の全体感を掴みたい方にオススメです。
ちなみに本ブログの記事のいくつかも、この書籍を参考に作成させていただきました。
書籍関係者の皆様、素晴らしい書籍をありがとうございます😆
個人的にオススメしたいポイントは、書籍の内容をまとめた後に、現代的な視点からその著者の主張を考察する部分です。
昔の主張であればあるほど、現代自然科学・経済学の視点からは間違っていることが分かる部分があります。
そこをしっかりと指摘したうえで、現代に役立てることができる部分と、そうではない部分を明確化してくれるので、大変分かりやすいです。
ちなみに、この「5分でわかる50の名著シリーズ」には経済学以外にも、哲学や心理学、政治思想などのバージョンがあります。
どれも非常に質の高い著書となっているので、ぜひ参考にしてみてください!
哲学と宗教全史
「哲学と宗教全史」はAPU(立命館アジア太平洋大学)学長であり、ライフネット生命の創設者である出口治明さんが書かれた書籍です。
2020年のビジネス書大賞を受賞した作品でもあり、ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。
本書は、過去3000年に人類史における哲学と宗教の歴史について詳細に記しています。
こちらもまた、上記の世界の名著シリーズと同じく、体系的に宗教と哲学を学ぶことができる素晴らしい作品です。
ちなみに、「哲学と宗教に関係性なんてあるのだろうか?」と思われる方もいるかもしれませんが、両者は非常に密接に関わりあいながら発展してきた歴史があります。
実際に、「哲学と宗教の違いはなんでしょう?」という疑問に対する的確な答えは存在しない、と著者である出口さんは言っています。
はるか昔から脈々と受け継がれてきた人間の思想史を克明に映し出した本書は、一読の価値があるのではないでしょうか?
アルケミスト 夢を旅した少年
「アルケミスト 夢を旅した少年」は全世界で8500万部の大ヒットベストセラーです。
この本を愛読書として挙げている著名人は非常に多く、以下のような人物が名を連ねています。(Amazon書籍ページ参照)
オバマ元大統領、ウィル・スミス、ブリトニー・スピアーズ、マドンナ、オプラ・ウィンフリー、ラッセル・クロウ、ビル・クリントン、ジュリア・ロバーツ、ルイス・ハミルトン、森山未來、戸田恵梨香、中山美穂、元JUDY AND MARYのTAKUYA、サカナクションのボーカル・山口一郎ほか多数。
内容は夢を追い求めて冒険する少年の物語なのですが、読んでいるうちに自分の背中を押してくれるような力を持つ、不思議な本でもあります。
自分も夢を追いかけたい!と本気で考えるようになり、また自分の夢を信じられるようになるのです。
物語によって信仰を深める、キリスト教の聖書のような役割を果たしているのだと考えられます。
何はともあれ、本書は大変なヒット作であり、気が向いたときに読むだけでやる気が出てくる、そんな効力を持つ作品です。
単行本も出ており、お値段も600円ほどなので、是非とも読んでいただきたい一冊となります。
代表的日本人
内村鑑三によって書かれた、素晴らしい功績を残した代表的な日本人を例に挙げ、日本人のあるべき姿を記した書籍です。
原著は英語で書かれており、西欧文明に人々に日本人の素晴らしさを知ってもらうために書かれた本でもあります。
ちなみに内村は代表的な日本人として、西郷隆盛・上杉鷹山・二宮尊徳・中江藤樹・日蓮の五人を挙げています。
この本もまた、読んでいるだけで元気になってくる力を持っています。
特に著者である内村の熱い想いが文章から伝わってくるのです。
彼は”高尚なる勇ましい生涯”という思想を彼の別著「後世への最大遺物」という作品で紹介しています。
彼の「どんな人生でも生きる意味がある」という想いは現代においても、非常に影響力を持つものだと感じます。
堕落論
坂口安吾によって書かれた「堕落論」は、戦後の弱り切った日本人の心に火をつけるような作品でした。
サルトルの実存主義的な思想を記した本書は、日本の高度経済成長の精神的支柱になった作品でもあると、個人的には思っています。
それくらい、坂口は熱く厳しい口調で読者に喝を入れるのです。
ここでいう堕落とは、自分が今まで身に着けていた常識とか当たり前とかを全て脱ぎ捨てて、ゼロからまた立ち上がっていこう!という意味合いがあります。
現代社会はあまりにも不安定であり、ほとんどの人が精神的な不安を抱いているでしょう。
そんな時代背景だからこそ、この「堕落論」は再評価され、改めて人々の心の灯になってくれると思います。
夜と霧
ユダヤ人の精神科医であったヴィクトール・フランクルがナチスの収容所での出来事を丁寧に書き記した「夜と霧」は言語を超える感動をもたらしてくれる作品です。
フランクルは本書を通して、人間が生きる意味とは何か、本当の喜びとは何かを教えてくれます。
多くの人が本書によって救われてきた同時に、これからもこの本は人々の心の支えとなっていくでしょう。
最近では、東日本大震災の後に、「夜と霧」が売れた、というニュースがありました。
身近な人を突然失い、悲しみに明け暮れている人々を救う、そんな力が本書にはあるのです。
フランクルは人生があなたに何をしてくれるかではなく、自分が人生に対して何をしてあげられるのか、を考えるべきだと主張します。
彼の思想は現代でも色あせることなく、我々の人生をより豊かに幸せにしてくれるでしょう。
自分の中に毒を持て
言わずと知れた、岡本太郎の著書である「自分の中に毒を持て」は、何となく生きている読者に対して強く喝を入れてくれます。
あまりにも主張が激しき、劇薬のような存在であるため、あまり好きではない人もいるかもしれませんが、管理人は個人的にすごく好みです(笑)
本書もまた、文字から彼の熱量が伝わってくるので、気が向いたときに読んでみると、刺激になります。
多くの人は自分を甘やかし、自分にとって楽な道を選び続けます。
しかし、岡本はそんな道には本当の喜び、彼の言葉で言うところの「歓喜」は存在しないといいます。
常に大変な道を選び、自分を追い込むことで、本当の「歓喜」を手にすることができるのです。
学問のすゝめ
最後は福沢諭吉によって書かれた「学問のすすめ」です。
慶応義塾大学の創設者であり、近代日本の発展に大きく貢献した彼の思想が色濃く表現されている一冊です。
なぜ学問を学ぶべきなのか、そもそも学問とはいったい何なのか、そんなことが分かる作品です。
福沢が本書を記したのは、日本が鎖国を終えて西欧文明に追いつこうとしている時代でした。
当時の日本は徳川が統治していた平安が終わり、激動の時代がやってきていた、と言えるでしょう。
そんな厳しい情勢の中で人々は自分たち生き方に迷うようになります。
そこで登場したのが、「学問のすゝめ」だったのです。
時代背景は当時と現在で似ているの言えるでしょう。
デジタルテクノロジーの急速な発展に伴い、世界は大きく変化しています。
そんな予測不可能な時代だからこそ、「学問のすゝめ」を読み直すことを強くお勧めします。
100分de名著
番外編として、書籍ではありませんがオススメさせてください。
それが、NHKのEテレで放送されている、「100分de名著」という番組です。
古今東西から名著を選出、1か月かけて解説していく番組ですが、大変勉強になります。
本ブログの記事のいくつかも、「100分de名著」を参考にさせていただいております。
関係者の皆さま、素晴らしい作品を提供してくださり本当にありがとうございます!
特に哲学などの原著があまりにも難解すぎる作品を、専門化の方が丁寧に解説してくださるので、とても勉強になります。
内容も多種多様で、物語から経済学書、哲学書から宗教原典まで色々です。
自分の興味のある部分から見ていくことも可能なので、ぜひご覧になってみてください😆
ちなみに「100分de名著」の動画をご覧になりたい方は、U-NEXTかAmazon Primeがオススメです。
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「自己投資におすすめの本」まとめ
管理人のオススメの書籍を紹介しました。
学問を体系的に学ぶことができる書籍から、自分の背中を押してくれるような精神的支柱の書籍まで様々です。
本は時代を超えて、私たちの心を動かし、知性を養い、良い未来を創り出すための力を与えてくれます。
ぜひ参考にしてみてください😆
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